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MORI'S ASTRONOMY


キリマンジャロの遠近法画像

Image Credit: NASA/JPL/NIMA

キリマンジャロ山(スワヒリ語で「輝く山」という意味)はアフリカの最高峰で、高さは海抜5895メートルあり、赤道の南わずか330キロの地点にあるにもかかわらず山頂の雪は1年中溶けることはない。キリマンジャロ山は地球の陸地の単独の山としては最も高く、周囲地表からの高さは約4600メートルである。キリマンジャロは三連火山(頂が3つある)で、最後の爆発はたぶん10万年以上前だが、火山ガスは今でも出ている。キリマンジャロの近くには約20の火山があり、この画像の西(左)側にそのいくつかが見られる。その中でも目に付くのはメル山で、この火山が最後に爆発したのは約1世紀前である。火山側面は肥沃で厚い森ができているのが普通で、これに対して乾燥した草原は象やライオンなど、サバンナの野生動物の故郷である。

この3−D遠近法画像を作るために使われたのは、シャトル・レーダー・トポグラフィー・ミッション(SRTM)の地形データ、ランドサット7号衛星画像、フォールス・スカイである。地形の垂直方向は、2倍に強調されている。

ランドサットは、1972年から可視光と赤外線で地球を撮影している。SRTM起伏データはほとんどのランドサット画像の解像度である30メートルと同じで、合衆国地質調査所によって運営されているランドサット画像アーカイブの分析の一助となっている。

この画像で使われた起伏データは、2000年2月11日に打ち上げられたスペースシャトル「エンデバー」で行われたシャトル・レーダー・トポグラフィー・ミッション(SRTM)で得られたものである。SRTMで使われたレーダーは、1994年にスペースシャトル「エンデバー」に搭載されて2回飛行した「C/Xバンド合成開口レーダー宇宙画像撮影装置」と同じ装置を含んでいる。SRTMは、地球表面の3−D計測ができるように設計されている。3−Dデータを得る方法は、シャトルに60メートルのマストが取り付けられ、そのマストの先端にはCバンドとXバンドのアンテナが取り付けられ、シャトル本体の装置と共に2つの位置から地表を観測するというものである。さらに、航跡及びナビゲーション装置も改良されたものが使われた。このミッションは、NASAと米軍合衆国マッピング画像撮影機関(NIMA)、それにドイツとイタリアの宇宙機関の共同プロジェクトで、ワシントンDCにあるNASAサイエンス・エンタープライズのためにNASAのジェット推進研究所によって運営されている。

Japanese translation: Moriaki Kanai

画像の幅: 124km
視点距離: 166km
地形位置: 南緯3度、東経37度
傾斜角度: 北方向、水平マイナス2度
画像強調: 垂直方向、2倍強調
画像データ: ランドサット撮影バンド、3、2+4、1、それぞれ、赤色、緑色、青色に対応
オリジナル解像度: SRTMが1秒角(30m)、セマティック・マッパーが30m
データ取得日: 2000年2月(SRTM)、2000年2月21日(ランドサット7号)

CD−ROM「NASAの宇宙探査」2000年版
スペースシャトル STS-99 「シャトル・レーダー・トポグラフィー・ミッション」



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