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MORI'S ASTRONOMY


星空の月

Composite Image Credit: T.A. Rector, I.P. Dell'Antonio, NOAO, AURA, NSF

見かけたことのない光景。それは、満天の星をバックにした月。
夜空に明るい月があると、月の光は大気に拡散して背後の星の光が見えにくくなってしまう。写真で撮影したときも、月の太陽に照らされた側を地上望遠鏡で観測すると星は全く見えなくなったりする。どうしてだろう?それは明るく輝く月の撮影では、カメラの露出時間が短くなるからである。太陽光に照らされた月面がよく見えるように撮影するには1秒よりもずっと短い露出でいいのだが、その後ろに見えているずっと暗い背景の星(それに、銀河までも)を撮影するには数分から数時間の露出が必要である。月の撮影で、もしこんなに長い露出をしたら、月は極端な露出過度になって表面は全体が白くなってしまい全く見えなくなる。つまり、この画像は、実は2つのデジタル画像を合成したもので、短い露出で撮影して満月の表面が詳細に写っている画像を、非常に長い露出で月のない夜空を撮影した画像にスーパーインポーズして作られたのである。こうして完成した、星空をバックにした月の画像は合成写真とはいえ、非常に美しいものである。

関連ページ

月の満ち欠けについて

月の撮影方法

この画像の大きなバージョン

月について

月面のスケッチと写真集(Linda Hall Library)
Translation: Mori Kanai


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