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MORI'S ASTRONOMY


イオから500万マイル

Credit: Voyager Project, JPL, NASA




約20年前の3月に、NASAのヴォイジャー1号探査機が木星とその複数の月の近くを飛行した。巨大ガス惑星表面に広がる雲のベルトを背景にしたこのシャープなイオの画像は、約500万マイル(約800万km)の距離からヴォイジャーのカメラで記録された。まだ遠距離にあるときに撮影されたこの画像でも、イオの表面には、中心が黒くて周囲縁が明るい、直径60km以上の円形状があるのがわかる。これらの地形は今では火山だということがわかっているが、発見当時は、太陽系の固い表面を持つ惑星に共通して見られる衝突クレーターかもしれないと考えられていた。しかし、ヴォイジャーがイオに接近してクローズアップ画像が撮影されるにつれ、円形状が衝突クレーターではなく火山活動によるものだということがわかり、イオは、たびたび地表変化が起きる、一風変わった世界であることが明らかになった。事実、イオの火山活動は非常に激しく、この後撮影されたヴォイジャー画像には驚くべき発見が写っていた。それは、地球外惑星で初めて観測された火山爆発だったのである。


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