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火星の中性子分布

Credit: Mars Odyssey, GRS Team, ASU/LPL, NASA

火星には水があるのだろうか。この画像は、マーズ・オデッセイ探査機搭載の検出器を使って作られた、火星表面から放出されるエネルギッシュな中性子の分布を描いたフォールスカラー火星全体像である。水と中性子は、どんな関係があるのだろう?惑星間空間から降り注ぐ宇宙線が火星の薄い大気を貫通して火星表面に到達すると、それは土壌上層部の元素と相互作用し、その結果、中性子が放出されて中性子は宇宙空間へ逃げていく。

しかし、火星の土壌に水素が存在していると、放出されたエネルギッシュな中性子はほとんどが水素に吸収されてしまう。中性子検出器で中性子の吸収分布を軌道上から調査することで、表面の水素分布の変化をマッピングすることができる。水素分布を調査するということは、間接的に氷った水の存在を計測しているということである。氷った水というのは、火星表面近くに存在する水素のもっともありそうな形態なのである。画像中の青色は水素が多く存在している部分で、つまり、このマップからわかることは南極地域の表面近くに大量の水が存在しているということである。

関 連 ペ ー ジ

マーズ・オデッセイによる初期段階の観測結果の詳細

火星の水について

中性子検出器について

Translation: Mori Kanai

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