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Credit: Francesco Ferraro (Bologna Observatory), ESA, NASA

ここに写っている無数の星の中には、点滅している星が1つある。この星は球状星団「NGC 6397」の中にある星で、注目に値するのはそれが点滅しているということだけではなく、非常に速く点滅しているということと、その伴星が非常に風変わりだからである。伴星は膨れた赤色星で、点滅している星は1秒間に274回という速度で自転している中性子星ではないかと推測されている。中性子星の重力によって膨張している星から引き剥がされている物質はミリセカンド・パルサー周囲の軌道をまわり、引きつけられた物質が中性子星表面に衝突することによって中性子星のスピンが速くなっていると考えられている。このような奇妙な連星ができたのは、球状星団中心部の星の密集した領域付近で、中性子星と普通の星が衝突しそうになったときに普通の星が中性子星に捕らえられたためなのかもしれない。「NGC 6397」中心部付近ではこれ以外にも衝突が起き、「青色ストラグラー」のような、ちがった形の奇妙な星ができていると考えられている。このカラフルな球状星団の画像は、ハッブル宇宙望遠鏡によって撮影された。
Translation: Mori Kanai