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Credit: Christine and David Smith, Steve Mandel, Adam Block (KPNO Visitor Program), NOAO, AURA, NSF

「NGC 2359」は、「トールのかぶと」(トール:北欧神話で雷、戦争、農業をつかさどる雷神)というニックネームの美しい発光星雲である。その翼のような形から、この星雲を「あひる星雲」と呼ぶ人もいるかもしれないが、もしそれがご自分のニックネームだったらどちらの名前をお選びになるだろうか。いずれにせよ、「NGC 2359」は、幅が30光年ほどの大きさで、桁外れに熱い星からの強力な風に吹かれているバブルのような形の星雲である。熱い星は中央にある星で、ウォルフ-ライエ星と分類されている。ウォルフ-ライエ星はまれに見る大質量の青色巨星(表面温度約2万度Kの明るい巨星。直径はしばしば太陽の10倍くらい)で、時速数百万キロという速度の恒星風を作りだしている。この星雲は複雑な形をしており、衝撃波構造が作られているが、これは恒星風と近隣の大分子雲との相互作用のためと考えられている。「NGC 2359」は、大犬座の方向、約1万5000光年の距離にある。
Translation: Mori Kanai