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エンケラドスのモザイク

2005.2.25

Image Credit: NASA/JPL/Space Science Institute

この素晴らしい眺めは、2005年2月16日のフライバイのときにカッシーニの望遠カメラで撮影した4つの高解像度画像をつないで作ったモザイクである。

モザイクがカバーしているのは幅約300kmの領域で、ここには無数の断層、割れ目、褶曲、トラフ、クレーターが写っており、この土星の衛星を特に興味深いものにしている。20年以上前にNASAのヴォイジャー探査機が撮影した画像には、構造変化で切られた地形存在のヒントになるものが写っており、その後撮影された他の氷の月にも様々な異なる方法で氷のクラストに力が加わっているという証拠が見つかった。

直径505kmのエンケラドスのこの新しいクローズアップ画像には、なじみ深い地形がいくつかと、初めて見る形状も写っている。これらの地形の起源、形成過程、そして氷の太陽系天体の進化との関連を明らかにする仕事は、始まったばかりである。

ずっと低い解像度で撮影されたエンケラドスのヴォイジャー画像に写っていたのは、この画像に見られるような領域だった。ヴォイジャー画像にはほとんど地形が写っていなかったため、それらの地表は「滑らかな平原」と呼ばれた。しかし、カッシーニによるほとんど10倍も解像度の高い画像では、このような平原が詳細に見られるようになり、そこに割れ目、新しい地表の領域、そしていくつかのケースでは、数百メートル以上の起伏がある地形の存在が明らかになったのである。

割れ目には多くのタイプがあることがこのモザイクで分かる。中央上部から下方向に数百kmにわたって、織合わされたような幅の広いベルト状の割れ目が走っているが、これは幅5kmもある巨大な裂け目で分断されている。そしてこの巨大な裂け目は、それ自身割れ目の模様がある古いように見えるはっきりした形状の領域へと続いている。

カッシーニは高速でエンケラドスを通過したため、モザイクの右側部分の画像は左側にくらべわずかに異なる方向から撮影された。この部分が白色の四角で区別されているのはこのためである。

モザイクがカバーしているのは、西経約254度から296度、緯度は60度から南へ赤道までである。

この画像は2005年2月17日にエンケラドスから2万6140kmから1万7434kmまでの距離から、可視光で撮影された。太陽-エンケラドス-カッシーニを結んだ線が作る位相角は、27度から29度である。モザイク左側部分の解像度はピクセルあたり150メートル、右側部分(白色の四角の中)は105メートルである。コントラストは見やすくするために強調されている。

ダークマターでできた銀河

2005.2.23.

Credit: Cardiff
宇宙の非常に多くの物質(通常の物質の5倍)は不可解なダークマターでできていると考えられている。ダークマターとはどんな検出器でも見ることができないが、見える物質に対するその重力の影響は検出できる。ダークマターは銀河周囲の膨大なハローの中に見つかるのが普通だが、今回イギリスの天文学者はダークマターだけでできている銀河を発見したと考えている。観測では電波望遠鏡で水素原子の雲の動きが調査され、この雲が非常に速くスピンしていることが分かった。高速のスピンで雲が拡散せずにいるためには、この銀河に見えない物質「ダークマター」が非常に多く含まれていなければならないということになったのである。

火星の凍った水の海

2005.2.23.

Credit: ESA
欧州宇宙機関のマーズ・エクスプレス探査機は、火星赤道付近が温暖なときに水の氷が浮かぶ大きな海があった証拠を発見した。この地域の温度は氷点温度より高くなることがあるため、生命を探すのに良い場所なのかもしれない。この凍った海は約500万年前に存在し、その大きさは800x900kmで、深さは45メートルにまで達するところもあった。この新発見の氷は、以前のマーズ・エクスプレスによるメタンレベルの観測結果とも合致し、火星の凍結乾燥しててかてかした表面の下に微生物が生きているかもしれないという理論に勢いをつけることになる。

強烈なガンマ線フレア

2005.2.22.

Illustration credit: CfA
2004年12月27日に天の川銀河でこれまで検出された最も強いガンマ線フレアが輝き、それは短時間の間満月と同じくらいの明るさになった。これは天の川銀河の直径の半分の距離の5万光年彼方にある「SGR 1806-20」と呼ばれる直径が20kmほどしかない中性子星で起きたものだが、あまりに強力だったため地球の電離層を乱した。フレアは、「マグネター」と呼ばれる強力な磁場を持って高速で自転する中性子星の表面で起きた。これは、は我々の太陽のフレアと同じプロセスで起きる。天の川銀河で約10個しか知られていないマグネターは、「マグネティック・リコネクション」と呼ばれるプロセスで膨大なエネルギーを放出することがある。今回の現象は、フレアが起きたマグネターが非常に遠方にあったおかげで地球にそれほどの影響はなかったが、もしこれが10光年以内で起きていたら地球のオゾン層が破壊されていたかもしれない。

火星1年のローバー

2005.2.22.

ソル329〜330日のスピリット
Image Credit: NASA/JPL/Cornell
ソル322〜323日のオポチュニティ
Image Credit: NASA/JPL/Cornell

2機のローバーが自身を写したパノラマカメラ・モザイク画像。左側画像はスピリット、右側はオポチュニティである。これは上から下を見た画像で、パノラマカメラが取り付けられているマストは写っていない。スピリットの太陽電池板にはチリが堆積しているのが分かる。一方、オポチュニティのチリの堆積はあまりない。これは、スピリットのいる地域の大気中に浮遊しているチリが多いということである。スピリットの画像はソル329日と330日(2004年12月7日と8日)、オポチュニティはソル322日と323日(2004年12月19日と20日)に撮影したもので、使用フィルターはどちらも600、530、480ナノメートルである。

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