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ディープインパクトの目標は、彗星が何でできているかを調査することで太陽系がどのように形成されたのか、より良く理解することである。彗星に穴をあけてその内部を露出させることで、彗星が形成された数十億年前の太陽系の組成を反映している原始物質に手が届くことが期待されているのである。ミッションの個別の目的は以下の通りである。
Credit: NASA/JPL/UMD
彗星衝突の日にディープインパクトの中解像度観測器で見るであろう光景を示したムービー。画像をクリックするとMPGムービーをご覧いただける。
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高解像度観測器(HRI)
フライバイ探査機に搭載されている30センチの望遠鏡で、カメラと分光計のための光を集める。HRIは、ディープインパクトを彗星と衝突する方向へ導く助けをする。HRIは探査機がテンペル1彗星に接近したとき、衝突の模様を観測し、衝突の結果を調査する。HRIカメラのホイールには9種類の色のフィルターが搭載されており、彗星の色に関する情報を可視光と赤外線波長で撮影する。分光計は近赤外線波長の光を収集する。HRIは、衝突の約1日前から1ピクセル以上のスペックで彗星の解像を開始する。
中解像度観測器(MRI)
フライバイ探査機に搭載された、HRIよりも5倍広い視野の12センチの望遠鏡。MRIは、衝突時に撮影されるHRI画像のコンテクスト画像を撮影し、さらに彗星への最終接近時にナビゲーションの役割もする。MRIには9種類のフィルターのホイールが搭載されており、そのうちの2つのフィルターはHRI搭載と同じものである。
インパクター・ターゲティング・センサー(ITS)
インパクターに搭載された機器で、フィルター・ホイールがないこと以外は、MRIと同じものである。ITSは、衝突する最も可能性の高いコースへインパクターを導くために使われ、さらに彗星表面に衝突するまでの画像を撮影する。彗星周囲表面から非常に近い領域はチリの量が多いため、ITS望遠鏡のミラーは最終の数秒間に砂に打たれる。その結果、ITSが撮影する最も解像度の高い画像は、約20km上空からのものになるかもしれない。
2005.5.3
オポチュニティはソル446日にアームの分光計を使って、6ソル日間留まっている場所の土壌を調査し、それから移動を続行した。しかし、移動は砂丘を横切っているときに砂のさざ波に捕らえられて40メートルで終了した。現在地球では、テスト・ローバーを使って砂丘から抜け出す方法が考えられている。
ソル443日
この日はアーム展開で始まり、顕微画像撮影装置とパノラマカメラで同時に空の観測を実施。次に科学機器をアルファ粒子X線分光計に替えて、すぐ前の土壌組成のデータを5時間41分にわたって収集。
ソル444日
深い眠りのモードを一晩実施して起床。太陽が高い間に空のサーベイを実施。次に観測機器をメスバウアー分光計に替えて31時間にわたる土壌の計測を開始。
ソル445日
メスバウアー計測を続けるために、夜間の深い眠りのモードは行わなかった。この日は土壌のメスバウアー計測に徹し、火星現地時間23時12分まで計測を実施。その後、深い眠りのモードを実施。
ソル446日
約90メートル移動の計画だったが、約40メートル走行したところで車体が柔らかい砂丘に潜って停止。撮影画像によると、約30センチの高さの砂のさざ波を乗り越えようとしたときに、4方の車輪が全て、車輪半径よりも深く砂の中に潜ってしまった。オポチュニティ自体は正常に機能して安定した姿勢を保っているが、この事故を理解して走行を続けるためにはさらに分析が必要である。今後数日間は遠隔調査に焦点が置かれ、地球ではテストベッドでの走行で地表の反応がシュミレートされ、砂から抜け出す方法の評価が行われる。
ソル446日(2005年4月26日に終了)現在のオポチュニティのトータル走行距離は、5346メートルになった。
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2005.5.1.
Image Credit: NASA/JPL/UMD |
今後10週間で撮影する多くの彗星の画像の最初のものになったこの画像は、独立記念日(7月4日)の最接近への最終軌道をプロットする際に役立つ。5月1日からテンペル1彗星は毎日観測され、今は幅数ピクセルより少し大きいだけの彗星は、探査機が接近するにつれて次第に大きく見えるようになっていき、7月4日の彗星の画像はこれまで撮影された彗星の画像で最も詳細を捉えたものになるはずである。
この汚れた氷と岩石の球の画像は、4月25日にディープインパクトの中解像度カメラで初めて撮影された。彗星の検出のときに、探査機のカメラは11等級という暗い星を撮影した。これは、空の澄んだ夜に人間の目で見える明るさの100倍以上も暗い。
この画像は、科学調査目的とナビゲーションの目的のために撮影される数千枚のテンペル1彗星の画像の、文字通り最初のものである。このミッションの目的は、1メートルの長さの衝突部分を秒速10.2kmの速度で約6.5kmの幅の彗星に衝突させることである。このときの彗星と探査機の地球からの距離は、1億3360万kmである。彗星をできるだけ早い時期に、できるだけ遠くの位置にあるときに見つけることは、軌道を正確にするために必要である。
ディープインパクト探査機は、フライバイ探査機とそれより小さな「インパクター」の2つの部分でできている。インパクターは7月4日に放出されて、彗星と高速で衝突する。衝突でできるクレーターの幅は大きな家からフットボール場ほど、深さは2階の深さから14階の深さにまでなると考えられる。衝突の際にはクレーターから氷とチリの破片が飛散して、表面下の物質が明らかになる。
ディープインパクトには、衝突の影響を観測する4つのデータ・コレクターがある。探査機には高解像度と中解像度のカメラと赤外線分光計、それに、インパクターにも同じカメラ(インパクター・ターゲティング・センサー)が搭載されており、時速約3万7000kmの速度で彗星に衝突する直前までの記録をする。
Image Credit: NASA/JPL/Space Science Institute |
カッシーニはEリングを計測し、エンケラドスを今後さらに2回フライバイして、このチリ粒子の流れがエンケラドスに起源するのか、Eリングから来ているのかを調査する。
エンケラドスはカッシーニのターゲットとして非常に興味深いものになってきており、次回のフライバイの距離をもっと近いものに変更する計画が行われている。次回のエンケラドス・フライバイは2005年7月14日、その次は2008年3月12日である。7月14日のフライバイの距離は1000kmの予定だったが、新たな計画では約175kmまで接近する。これは4年間のミッションで行われる他の月も含めた全フライバイで最も近いものになる。
今年(2005年)に入ってからのエンケラドス・フライバイは2回行われているが、そのうち2月17日のフライバイの接近距離は1167kmだった。このフライバイ時に宇宙チリ分析機の高率検出器に衝突した粒子は、38分間に数千個にのぼった。その次の3月9日のフライバイでは500kmの距離まで接近し、再びチリ粒子の流れが観測された。検出された粒子で最も大きなものは人間の髪の毛の直径より小さく、カッシーニ探査機に危害を与えるものではない。
30万2557kmという幅の、土星で最も広いEリングの起源はエンケラドスではないかと思われている。エンケラドスはとなりの月のミマスとの潮汐相互作用で内部が熱せられ、その結果水が噴出しているということである。
Eリング中には水の氷の粒子があるが、その起源がエンケラドスにあるということを確認するには、粒子の計測が非常に重要である。この調査では、エンケラドスの近くの領域のチリ濃度の正確な計測が要求されるが、これは高率検出器なしには達成できない。
カッシーニのもう1つの別の観測機器の磁気計では水のイオンが最近発見され、これはエンケラドス周囲の非常に薄い大気の一部の可能性がある。エンケラドスは比較的小さな月で、重力は小さすぎて大気を非常に長い間留めておくことはできない。つまり、この大気が常に存在しているということは、連続して大気物質を放出する強力な供給源が存在するということである。
エンケラドスは直径が500kmで、太陽光は氷で覆われた表面から100パーセント近く反射される。土星からの距離は約23万7378kmで、これは地球から月までの距離の約3分の2である。
宇宙チリ分析機は、土星系の小さな氷の粒子あるいはチリの粒子を直接観測して、その物理的、化学的、動的な特性を調査する。この機器は2つの検出器で構成されており、今回の粒子検出を行った高率検出器はシカゴ大学で作製された。宇宙チリ分析機による今後のさらなる分析で、粒子が氷でできているのかチリでできているのかが確定できるかもしれない。
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ソル442日にオポチュニティのパノラマカメラで撮影した周囲平原の連続写真。オポチュニティは南方向へ進んでいる。
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オポチュニティは右前輪のステアリング・モーターが故障しているが、南への移動を続けて新たな位置の調査を行っている。オポチュニティは、このステアリング・モーターを使わずに約110メートルの移動をし、ミニ熱放射分光計は良好なデータを再び取得し始めた。ミニ熱放射分光計が使用されたのはソル440日で、このときオポチュニティはソフトウェアー・リセットのために停止してしまった。ソフトウェアー・リセットの原因は調査されているが、科学調査は現在も続けられている。
ソル438日
遠隔調査を実施。
ソル439日
ソル437日の走行後の通信のために方向を変えたときに車輪が掘り返した土壌のパノラマカメラ画像を13枚のフィルターを使って撮影。その後、南方向へ80メートル移動。
ソル440日
計画は遠隔調査と、次にさらに南への移動。パノラマカメラ画像撮影とミニ熱放射分光計計測を成功裏に完了。ミニ熱放射分光計計測実施中の火星現地時間12時45分頃、ソフトウェアー・リセットが発生。
ソル441日
前日のソフトウェアー・リセットに対する復旧計画を作成。計画に含まれているのは、これまでの取得データとソル440日のリセット時のデータの送信である。このデータの一部はソル441日のオデッセイ通信セッションでダウンリンクされていたが、これ以外のデータはソフトウェアー・リセットの原因をピンポイントすることができる期待をこめてソル442日に送信することがコマンドされた。オポチュニティの健康は、これ以外は良好である。
ソル442日
エンジニアの評価が続いている中、オポチュニティは遠隔科学調査と現在位置の地表の調査を実施。
ソル442日(2005年4月22日)
走行距離計のトータルは5306メートルとなった。