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ディオネ生画像(1)

2005.6.11

Image Credit: NASA/JPL

画像撮影日: 2005.6.8 ... カメラの方向: ディオネ
使用フィルター: UV1、CL2 ... キャリブレーション: なし
カメラ: 望遠カメラ ... 撮影距離: 23万9061km

ディオネ生画像(2)

2005.6.11

Image Credit: NASA/JPL

画像撮影日: 2005.6.8 ... カメラの方向: ディオネ
使用フィルター: P120、MT2 ... キャリブレーション: なし
カメラ: 望遠カメラ ... 撮影距離: 23万4962km

影の前の月

2005.6.11

Image Credit: NASA/JPL/Space Science Institute
たくさんの線で方向感覚がなくなるようなこの画像は巨大惑星「土星」のポートレートで、複数のリングと小さな氷の月「ミマス」が写っている。リングは土星北半球に影を落とし、美しい効果を出している。リングの暗い部分は太陽光を遮っている密度の高い領域で、明るい部分は太陽光が通りやすい密度の低い領域、あるいは、リング同士のギャップである。

ここに写っている「ミマス」(直径397km)は、密度の高いBリングの影による暗色部分を背景にしている。ミマスとBリングの影の上には、「カッシーニの間隙」(明色部分)の広いギャップが見える。AリングとBリングの間にある実際のカッシーニの間隙は、画像下部から3分の1ほど上にある(透明の部分)。

この画像は、2004年10月15日に土星から約470万kmの距離から可視光の望遠カメラで撮影された。画像解像度はピクセルあたり28kmである。

この画像はリング面の下から撮影されたもので、2004年11月に撮影された自然色カラーの画像と似ている。

2004年11月発表の画像
カッシーニ土星探査機(土星)
自然のカンバス

リングの中のアトラス

2005.6.11

Image Credit: NASA/JPL/Space Science Institute
リング面の少し上から撮影したアトラス。アトラスは広いAリングと細いFリングの間の軌道を廻っている。背後にあるのは土星の大気で(この画像では一様なグレー色になっている)、この小さな月から約7万6000km後ろにある。アトラスの直径は32kmである。

この画像は、2005年2月18日にアトラスから約91万4000kmの距離から可視光の望遠カメラで撮影された。画像解像度はピクセルあたり5kmである。見やすくするためにコントラストは強調され、大きさも2倍拡大されている。

SMART−1が月にカルシウムを発見

2005.6.9

Credit: ESA
欧州宇宙機関のSMART−1探査機は、月にカルシウムの堆積があることを初めて発見した。この発見は、月の表面にある様々な元素を検知することができる「D-CIXS X線分光計」で行われた。SMART−1の各観測機器はまだキャリブレーション段階にあり、完全に稼働を始めたときにはさらに詳細な結果が得られるものと期待されている。

マーズ・エクスプレスは2つ目のブーム展開を予定

2005.6.9

Credit: ESA
欧州宇宙機関は、予定より早く、6月13日から7月21日までの間にマーズ・エクスプレスの2つ目のレーダーブームを展開する。長さ20メートルの2つ目のブーム展開は、1つ目のブームが完全に展開しないという問題があったために、遅れていた。1つ目のブームは、冷えていた部分を太陽光に当てて暖めるという方法で完全に展開してロックされた。マーズ・エクスプレスにはブームが3つあり、これらが伸張されると火星の地表面下の水と氷の探索が可能になる。

ハッブル観測15周年

2005.6.8

Credit: [Whirlpool Galaxy] - NASA, ESA, S. Beckwith (STScI), and The Hubble Heritage Team (STScI/AURA)
[Eagle Nebula] - NASA, ESA, and The Hubble Heritage Team (STScI/AURA)

1990年にハッブル宇宙望遠鏡が打ち上げられたとき、ブラックホールの発見から時間の始まりへ向けて数十億年前を見ることができると期待された。その15年後の現在、この高性能望遠鏡は、ダーク・エネルギー存在の証拠、謎のガンマ線爆発が遠方銀河で起きているということ、遠方の惑星の大気調査など、エキサイティングな新画像を撮影し続けている。ハッブル15周年を祝うため、誕生したばかりの星を伴った大渦巻銀河と、ガスとチリの不気味な柱という、息を飲むように素晴らしい画像が公表された。

よく知られた渦巻銀河「M51」のこの新画像は、新しい星が生まれている曲がった腕から、年老いた星でできた黄色っぽい中央核まで、渦巻銀河の典型的な形を示している。そして、渦巻腕の先端には興味深い伴銀河がある。ワシ星雲の新しい画像には、濃密なガスの高い柱が写っている。このガスの柱は、大質量の熱い星の集団からの紫外線によって浸食されている。

これらの画像は、ハッブルが撮影した最も大きく、最もシャープな画像である。ハッブルのアドバンスト・サーベイ・カメラで撮影した画像は、一般的なデジタルカメラで撮影した画像の20倍もの大きさがある。これらの新画像は非常にシャープなため、広告用の掲示板の大きさに拡大してもまだ詳細部分が見える。

この2つの天体を写し出した壁画のような大きさの画像は、グアムからメイン州まで、アメリカ中の博物館、プラネタリウム、科学センターなど、100の施設で公開される。これら2つの画像の大きさは、「M51」が1.2x1.8メートル、「ワシ星雲」が90センチx1.8メートルである。

ハッブルは1990年4月25日に地球軌道に投入された。ハッブルは、星の光を歪めて画像を不鮮明にする地球の大気より上の軌道に初めて投入された大望遠鏡で、大発見が期待された。ハッブル画像はこの期待に答えるもので、今でも新しい発見をしている。15年間稼働しているハッブルは、銀河、死にゆく星、星誕生領域の巨大ガス雲などの天体画像を70万枚以上撮影してきており、さらに大きな発見が期待されている。

ハッブル宇宙望遠鏡画像は、「MORIの天文ページ」で発行しているCD−ROM『NASAの宇宙探査』に日本語解説付きで収録されています。以下はそのリストです。

...... ............タイトル
ページ数
............収録CD−ROM
...... ハッブル1997年
全36ページ
『NASAの宇宙探査』1997年版
...... ハッブル1998年
全41ページ
『NASAの宇宙探査』1998年版
...... ハッブル1999年
全50ページ
『NASAの宇宙探査』1999年版
...... ハッブルベスト
(過去のハッブル画像の集大成)
全133ページ
『NASAの宇宙探査』1999年版
...... ハッブル2000年
全45ページ
『NASAの宇宙探査』2000年版
...... ハッブル2001年
全43ページ
『NASAの宇宙探査』2001年版
...... ハッブル2002年前期
全21ページ
『NASAの宇宙探査』2002年前期版
...... ハッブル2002年後期
全10ページ
『NASAの宇宙探査』2002年後期版
...... ハッブル2003年前期
全22ページ
『NASAの宇宙探査』2003年前期版
...... ハッブル2003年後期
全24ページ
『NASAの宇宙探査』2003年後期版
...... ハッブル2004年
全42ページ
『NASAの宇宙探査』2004年版

オポチュニティはついに砂丘から抜け出す

2005.6.7.

ソル484日にオポチュニティのパノラマカメラで撮影した画像。車輪が砂の中に入っていないことがはっきり分かる。
ソル484日に後方危険防止カメラで撮影した画像。車輪の跡を見ると、オポチュニティが砂丘に捕らえられた場所から後退して抜け出したことが分かる。

火星から送られてきた画像により、オポチュニティが砂丘から抜け出たことが確認された。ジェット推進研究所のエンジニアとミッション・マネージャーは、5週間近くもの間砂丘に閉じこめられていたオポチュニティが脱出に成功したことを示す画像を見たとき喝采した。この砂の堆積から抜け出るために行った車輪回転は合計で192メートルの移動に匹敵するものだが、実際に移動した距離はわずか1メートルだった。砂から抜け出るための活動は、5月13日に始まり、6月4日まで続いた。

オポチュニティの車輪がはまっていた砂丘は、平原一面に広がるチリと砂のさざ波状の堆積で、見渡す限り数千という数の同じような形状の砂の堆積の1つである。これまでそのような数十の砂丘を問題なく乗り越えてきたオポチュニティが立ち往生するほどの砂の堆積がどうしてできたのか、今後オポチュニティによって調査され、現在位置の周辺の分析の後、前進する走行が計画される。

フェニックス・ミッションに青信号

2005.6.7.

Credit: NASA/JPL
2007年8月に打ち上げが予定されているフェニックス・ミッション着陸機の概念図。このミッションでは、火星北極永久氷冠近くの、氷を含む地表に着陸してこの地域の土壌内部の水の歴史と、それに関連した岩石を探査し、極地方の気象の監視も行う。調査方法は、ロボットアームを使って50センチまでの深さの土壌サンプルを採取して分析するというものである。この概念図では、アームは前方に伸ばされている。

NASAは、長い腕を持った着陸機を火星の北の氷の平原に送り込むプロジェクトに青信号を出した。フェニックス着陸機は、着陸サイトの水の氷の環境の調査と、過去や現在の生命の痕跡の探索を行うよう設計されている。

今日(2005年6月3日)の発表で、フェニックス・ミッションの探査機を2007年8月に打ち上げる準備を進めることが認可された。この重要な決定は、2003年にミッションが選定されて以来行われているプロジェクト計画の進展と、探査機の予備的設計の厳しい評価に基づいて行われた。

フェニックスは、NASAのマーズ・スカウト・プログラムとして競争選定されたミッションの最初のものである。スカウト・プログラムは、コアミッションであるNASAのマーズ・エクスプロレーション・プログラムを補完する比較的低価格の革新的なプログラムである。

フェニックス・ミッションは、地球の永久凍土層地域に匹敵する火星の北平原という新しい領域を探査する。今回のNASAの認可は、このプロジェクトをサポートし、我々の隣の惑星上の生命に関係した発見につながるものになるかもしれない。

フェニックスは静止着陸機で、火星の氷の層を掘って、着陸機デッキにある高性能の分析機にサンプルを入れる。2002年にNASAのマーズ・オデッセイが、北極地域の表面に非常に近い地下に氷が豊富に含まれる土壌がある証拠を発見した。フェニックスは特にこの発見に基づき、火星北極地域の水や有機分子のような揮発性物質を計測するよう設計されている。

Credit: NASA/JPL/LMSS
フェニックス着陸機は現在、コロラド州デンバー近郊にあるロッキードマーティン・スペースシステムズのクリーンルーム内にある。この写真に写っているのは、防護殻(断熱シールドははずされている)のバックシェル部分内部に納められている着陸機である。着陸機は、下部が上を向いた、さかさまの状態で格納されており、着陸のための「足」はまだ取り付けられていない。着陸機の作業は、特定の改良が行われる2005年遅くに再開され、2006年春には、製作、テスト、打ち上げの準備が行われる。
フェニックスはその名の通り灰から生まれたもので、以前の2機の火星探査機の遺産を搭載している。フェニックスで復活したものの1つは、2000年に棚上げになった2001年マーズサーベイヤー着陸機で行われるはずだった観測である。フェニックス搭載の科学機器の多くは、この以前のミッションのために設計製作されたものと、さらに、1999年に失敗したマーズ・ポーラー・ランダーに搭載されたものである。

オデッセイによる火星地表面下の氷の存在の発見へのフェニックス・チームの迅速な反応と、以前のミッションの技術を取り入れた節約型の探査が、マーズ・スカウト・プログラムが探していた柔軟性あるミッションとして認められたのである。フェニックスは過去のミッションの一部を復活させ、NASAの火星探査の将来をエキサイティングなものにしている。

フェニックス・ミッションの予算は、打ち上げ費用も含めて3億8600万ドルである。フェニックス・ミッション開発のパートナーは、アリゾナ州立大学、カリフォルニア州パサデナにあるNASAのジェット推進研究所(JPL)、デンバーにあるロッキードマーティン・スペースシステムズ、そして気象監視機器を提供するカナダ宇宙機関である。

確認審査は、全てのNASAの主要ミッションにとって重要なステップである。この認可は基本的に、探査機と科学機器の建造と打ち上げが成功するということ、そして着陸機が火星に着陸した後は科学目的が成功裏に達成できるということに対するNASAの自信を示すものである。

今後は多くの仕事が待っている。探査機と科学ペイロードの全てのサブシステムが製作され、それらはテストされて設計要求を満たしていることが確認される。これ以外のタスクは、着陸サイトの選定と打ち上げ後の探査機オペレーションの準備である。着陸サイトの選定では、8月に打ち上げられるマーズ・レコネッサンス・オービター(MRO)によるデータが使われることになっている。

Peter Smith of the University of Arizona, Tucson is the project's principal investigator.
Doug McCuistion is NASA's Mars Exploration Program Director.
Andrew Dantzler is NASA's Director, Solar System Division, Science Mission Directorate.
JPL's Barry Goldstein is a project manager for Phoenix.

火星から見た地球

2005.6.6.

NASA/JPL/Cornell/Texas A&M
オポチュニティは、ソル449日(2005年4月29日)の日没から約1時間後の、星が見え始めるたそがれ時に目覚め、この画像を撮影した。画像中央付近、暗くなっていく赤みがかった空の中に見えるうす青い光の点は星ではなく、地球である。

地球は少し筋になっているが、これは15秒の露出の間に地球がわずかに動いたためである。地球の暗く青い光は赤っぽい空の中にあるため、青色白く光って見える。

この画像は、440ナノメートル、530ナノメートル、750ナノメートルのカラーフィルターを使って、オポチュニティのパノラマカメラで撮影された。これら3つのフィルター画像を合成してカラー画像を作るとき、各フィルター画像は、撮影の時間差による地球の移動を補償するためにわずかにずらして重ねられている。

風に運ばれる旅人

2005.6.6.

Credit: NASA/JPL

火星の昼前にグセフ・クレーターの地表で渦巻く塵旋風。このムービーは、ソル486日(2005年3月15日)にスピリットのナビゲーション・カメラで撮影した21枚の画像で構成されている。

塵旋風が起きたのは、火星現地時間午前11時48分から9分35秒間で、発生位置はスピリットがいる「コロンビアの丘」斜面から北東へ約1.0kmの距離である。この旋風は秒速約4.8メートルの速度で約1.6kmの距離を移動した。

画像中で動いている部分(つまり塵旋風)のコントラストは強調されている。塵旋風の直径は約34メートルである。