|
NGC 6744 の明るい核は他の渦巻銀河のように、年老いた赤っぽい星と黄色っぽい星で占められているが、薄く広く広がる渦巻腕には若くて青い星がある。渦巻腕に沿った電離水素ガスの「HII領域」と呼ばれる熱い星の形成領域には、ぼんやりした青いスポットがあり、ここで星が形成されていることが分かる。暗色の筋とパッチはチリが存在する部分で、ここでは星の光が遮られて暗くなっている。 この画像は SALT の強力な集光力を示している。紫外線、青色、赤外線の個々のカラーフィルター画像の露出時間はそれぞれ10秒しかなかったのだが、それでも、明度の低い(撮影時の明るさは月の明るさの40パーセントだった)正面を向けた銀河の渦巻腕には、複雑に入り組んだ構造がはっきりと写し出されている。 |
SALTの強力な集光能力のおかげで、ガス雲中のガスの動きと、それ以外の詳細部分の調査ができるようになり、これにより星誕生に関する我々の考え方が変わるかもしれない。ラグーン星雲内のガス雲と、その中で生まれている星との相互作用、それに前の世代の星との相互作用がどのように行われているのかがより良く分かるかもしれないのである。 |
2005.9.10
|
ソル563日の電源オフ事故からの復旧はうまくいっており、1日につき1つの新たな活動が計画されている。オポチュニティはソル570日(2005年8月31日)までに、パノラマカメラ、ナビゲーションカメラ、ミニ熱放射分光計による観測すでに行い、短時間のアルファ粒子X線分光計計測(ロボットアームは格納したまま)と6.5メートルの移動を行った。
各日の計画には予防措置が付け加えられ、朝のアップリンク後の電源オフと、電源オン後の科学活動は15分待ってからという方法がとられている。アップリンク後の電源オフは、高利得アンテナの位置をそのままにして、別な不具合でXバンド通信ができなくなるのを防ぐためである。
ソル566〜568日(2005年8月27〜29日)
エンジニアリング活動の日。週末の科学活動は停止してソル563日のリセット原因を調査。
ソル569日
短距離のブラインド走行を行って復旧計画の第2段階を完了。(パノラマカメラとナビゲーションカメラによる復旧第1段階はソル565日に行われた。)6.5メートルの走行を行い、全てのモーターの電流は正常だった。
ソル570日
ミニ熱放射分光計をソル563日以来初めて使用して、復旧第3段階を実施。昼寝から起きてから15分待って、ロボットアームを格納したまま短時間のアルファ粒子X線分光計計測を実施。これは分光計を制御しているペイロード操作ボードの単なるテストだった。アルファ粒子X線分光計テストから5分後、ミニ熱放射分光計による低位置ラスタの取得に成功。この結果データは地球で受信された。
ソル572〜573日(2005年9月2〜3日
この2日間のコマンドは、パノラマカメラとナビゲーションカメラによる観測だった。
2005年9月2日時点でのオポチュニティのトータル走行距離は5755メートルになった。
|
|
| ||||
|
|
「南アフリカ大望遠鏡」(SALT)は建設が始まってからちょうど5年後の2005年9月に初のカラー画像を発表し、「ファースト・ライト」の達成とフル稼働デビューを果たした。六角形セグメントでできた10x11メートルのミラー、60万ドルのデジタル・カメラ、最新の科学機器が搭載されたこの大望遠鏡は、南アフリカ天文台(SAAO)に設置され、北半球では見ることのできない南半球の空の観測が行われる。SALTは南半球で最大の望遠鏡で、世界最大の望遠鏡とも肩を並べ、現在アフリカに設置されている他の望遠鏡と比べ25倍もの集光能力を誇っている。この望遠鏡は月に置いたろうそくの光でも検出できるのである。今回初めて発表されたこれらの画像は、カメラオペレーションの最初の試用期間で撮影されたもので、SALTが達成した初の観測結果にもなっている。
SALT画像の鮮明さは、今後の光学制御の完全適用でさらに改善されることになっており、そのときの画像は1秒角(1度の3600分の1)という小さな星の像まで解像できるものになる。さらに、今後数ヶ月で、科学機器はいっそう増強されることになっている。
2005.9.8
|
|
ソル585日にハズバンドの丘の頂上からスピリットのパノラマカメラで撮影した画像を組み合わせたパノラマ。
|
スピリットは「ハズバンドの丘」の頂上に到達し、サミット・パノラマのための画像撮影と、ロボットアーム機器による土壌ターゲットの調査を行った。
科学チームは、頂上でのスピリットの活動計画リストを作った。活動リストは以下の通りである。
ソル585日(2005年8月25日)
遠隔調査。メスバウアー分光計計測。フォボスとデイモスの撮影。
ソル586日
遠隔調査。メスバウアー分光計計測。ローバーデッキの撮影。
ソル587日
機器をメスバウアー分光計からアルファ粒子X線分光計へ変更。
ソル588日
顕微画像撮影とアルファ粒子X線分光計計測。
ソル589日
アルファ粒子X線分光計をターゲットから離してロボットアームを格納。バックしてロボットアームで調査した領域を撮影。次に南東へ移動。この日の移動距離は21メートルだった。
ソル590日
東南東方向へさらに14.2メートル移動。
ソル591日
オデッセイ軌道船とのより良い通信ができる方向にUHFアンテナを向けるために転回。「第1サウスポイント」での遠隔調査。
ソル591日終了時点でのトータル走行距離は4862メートルになった。