アーカイブ
 
 
 



セントビンセント岬撮影位置へ

オポチュニティ ソル1112〜1117日ステータス

2007.3.28

Credit: NASA/JPL
ソル1114日にナビゲーションカメラで撮影した画像。
Credit: NASA/JPL
ソル1114日に後方危険防止カメラで撮影した画像。ビクトリア・クレーターのほとんどの部分が写っている。

オポチュニティは元気で、「危険のない谷」を挟んだ向こう側にある「セントビンセント岬」の長基線ステレオ画像のための位置につこうとしている。オポチュニティは最終的に「危険のない谷」の入り口方向の北東に移動して、谷底の長基線ステレオ画像を撮影する。ソル1112日には岩石剥離器の研削テストをもう1度行った。テスト結果で分かったことは、フライト・ソフトウェアーが岩石剥離器の故障したエンコーダーをまだ使おうとしており、これを無視させるような手だてが必要だということである。週末にはソフトウェアーの「臨時訂正部分」が送信されてテストが行われる。

オポチュニティはソル1114日に、東方向にあるセントビンセント岬の画像撮影のため「危険のない谷」の西側土手に到達する8メートルの移動を試みたが、たった50センチ移動しただけで停止した。これは設定された方向誤差の限界を超えてしまったためで、移動はソル1116日にもう1度行う予定である。

毎日の観測は、パノラマカメラによるタウの計測、ミニ熱放射分光計による空と地表の調査である。以下はこれ以外にオポチュニティが行った活動である。

ソル1112日(2007年3月11日)
岩石剥離器の研削テストをもう1度実施。ミニ熱放射分光計による7ヶ所の空と地表の調査。パノラマカメラによる高い高度の太陽の観測。アルファ粒子X線分光計によるアルゴンの調査。パノラマカメラによる空のサムネイル画像撮影。

ソル1113日
パノラマカメラとナビゲーションカメラによる空のスキャン。次に13枚のフィルターによる前方領域のパノラマカメラ画像撮影。次にミニ熱放射分光計観測と比較のためのナビゲーションカメラ画像撮影。ナビゲーションカメラによる雲の探索。

ソル1114日
セントビンセント岬の撮影位置につくため南南西へ移動開始。設定された方向誤差限界を超えたために移動は途中で中止。次の移動のため、走行後ナビゲーション・カメラ画像撮影。

ソル1115日
ミニ熱放射分光計による空と地表の調査。ナビゲーションカメラによる雲の探索。パノラマカメラによる空のサムネイル画像撮影。パノラマカメラ・マストのチリ調査。

ソル1116日
セントビンセント岬の撮影位置につくため南南西へ移動。次の移動のための走行後ナビゲーション・カメラ画像撮影。

ソル1117日
ミニ熱放射分光計のキャリブレーション。次にミニ熱放射分光計による空と地表の調査。ナビゲーションカメラによる雲の探索。

ソル1114日現在のトータル走行距離は10キロ285.53メートルである。

「危険のない谷」の方向へ

オポチュニティ ソル1104〜1111日ステータス

2007.3.27

Credit: NASA/JPL, Mosaic: Mori Kanai
ソル1111日(2007年3月10日)に撮影したパノラマカメラ画像を2枚並べて作ったビクトリア縁のステレオ画像。画像はグッ ドホープ岬にいるオポチュニティが進行方向を撮影したもので、写っている岬は「セントヴィンセント岬」である。(Mori Kanai)

オポチュニティは元気で、「ビクトリア・クレーター」の長基線ステレオ画像撮影を続けている。オポチュニティは現在、「グッドホー プ岬」の先端にいて、北東方向の「危険のない谷」の始まりのへ向かおうとしている。

ソル1104日のオポチュニティはアルファ粒子X線分光計で大気の調査を行った。この調査は、大気中のアルゴン濃度を長期間にわた って監視するもので、二酸化炭素が冬期に極冠に集中したり、夏期に極冠から昇華したりすることで大気中のアルゴンと二酸化炭素の混 合率がどう変化するのかを調べている。

ソル1109日には、故障したエンコーダーを使わずに岩石剥離器で研削する方法の初期テストが行われた。

来週のオポチュニティは、「危険のない谷」と「セントヴィンセント岬」の長基線ステレオ画像を撮影する。これによって、ビクトリア ・クレーターへの出入り口を見つけるため、他の湾との比較分析ができるようになる。

毎日の観測に加え、オポチュニティはパノラマカメラによる大気チリの調査、ミニ熱放射分光計による空と地表の調査も行った。以下は これ以外にオポチュニティが行った活動である。

ソル1104日(2007年3月3日)
「カボ・コリエンテス」のカラーポストカード画像をパノラマカメラで撮影。車輪跡のナビゲーションカメラ画像撮影。ミニ熱放射分光 計による7ヶ所の空と地表の調査。アルファ粒子X線分光計による大気中のアルゴンの計測。

ソル1105日
南西のグッドホープ岬の方向へ8メートル移動。次に「サンマティアス湾」を挟んで向こう側にあるカボ・コリエンテスの長基線ステレ オ画像の最初の半分の撮影を開始。次の移動のためのナビゲーション・カメラ画像撮影。

ソル1106日
パノラマカメラによる地平線サーベイ。ナビゲーションカメラによる雲の探索とチリの調査。ミニ熱放射分光計による7ヶ所の空と地表 の調査。パノラマカメラによる空のサーベイ。

ソル1107日
南南西方向へ4メートル移動。次の移動のためのナビゲーション・カメラ画像とパノラマカメラ画像を撮影。次に、サンマティアス湾の 向こうのカボ・コリエンテスの長基線ステレオ画像の2番目の画像撮影開始。次に、パノラマカメラによる空のサーベイ。

ソル1108日
「危険のない谷」の方向に8メートル移動。次に、次の移動のためのナビゲーション・カメラ画像とパノラマカメラ画像を撮影。パノラ マカメラによる空のサーベイ。

ソル1109日
岩石剥離器の研削テスト。次に13枚のフィルターによる前方のパノラマカメラ画像撮影。車輪跡のモザイク画像撮影。車輪跡のナビゲ ーションカメラ画像撮影。次に前方地表のミニ熱放射分光計計測。

ソル1110日
13枚のフィルターによる前方のパノラマカメラ画像撮影を完了。ミニ熱放射分光計による7ヶ所の空と地表、それに前方の地表の調査 。

ソル1111日(2007年3月10日)
北東の「危険のない谷」の入り口の方向へ40メートル移動。次に、次の移動のためのナビゲーション・カメラ画像とパノラマカメラ画 像を撮影。パノラマカメラによる空のサーベイも実施。

ソル1108日(2007年3月7日)現在のトータル走行距離は10キロ238.95メートルである。

西からホームプレートを調査

スピリット ソル1125〜1131日ステータス

2007.3.26

Credit: NASA/JPL
ソル1128日にナビゲーションカメラで撮影した画像。この日は、ナビゲーションカメラによって「ホームプレート」が撮影された。
Credit: NASA/JPL
ソル1131日にパノラマカメラで撮影した画像。この日は「ジョアンヌ・ウィンター」というターゲットの13枚全てのフィルターによるパノラマカメラ画像が撮影された。

スピリットは元気で、「ホームプレート」という高くなった円形の台地西側の遠隔調査を完了した。

ソル1125日(2007年3月3日)
パノラマカメラのキャリブレーションのため、暗黒を撮影。チリ捕獲/フィルター・マグネットの顕微画像撮影。「ローサー」「マナター」「モーバス」「オンブラ」「オツバレー」「パンカー」という名のターゲットのミニ熱放射分光計計測。パノラマカメラによる大気チリレベル調査。ミニ熱放射分光計による空と地表の調査。ナビゲーションカメラによる雲の探索。

ソル1126日
最初のタスクは「エルドラド」砂丘領域のパノラマカメラ画像撮影。次に「ホームプレート」方向へ3.5メートル移動。前方危険防止カメラ、後方危険防止カメラ、ナビゲーションカメラによる画像撮影。パノラマカメラによる大気チリ調査。ミニ熱放射分光計による空と地表のスキャン。

ソル1127日
朝1番でナビゲーションカメラによる雲の探索。太陽が高いときにパノラマカメラで空のサーベイ。ミニ熱放射分光計による空と地表のスキャン。

ソル1128日
1日の始めにナビゲーションカメラによる塵旋風の探索。前方危険防止カメラ画像をもう1枚撮影。メスバウアー分光計のコンタクト・プレートでフィルター・マグネットを触れてコンタクト・プレートのスイッチのテスト。ホームプレートのナビゲーションカメラ画像とパノラマカメラ・モザイクの撮影。「アイリーン・ヒクソン」「ジョアンヌ・ウィンター」「ベーテ・トレザ」「キャロリン・モリス」というターゲットの遠隔調査。ミニ熱放射分光計による空と地表の調査。パノラマカメラによる大気チリレベルの計測。

ソル1129日
朝の雲の調査で1日を開始。パノラマカメラによる太陽が高いときのサーベイ。ミニ熱放射分光計による空と地表の調査。「アンナ・メイ・ハチソン」「フェイ・ダンサー」「ドロシー・ハンター」「ベルマ・アボット」というターゲットのミニ熱放射分光計による遠隔調査。

ソル1130日
ナビゲーションカメラによる朝の雲の探索。13枚全てのフィルターによるホームプレートのパノラマカメラ画像撮影。「フレッダ・アッカー」「ジーン・ギルクリスト」というターゲットのミニ熱放射分光計計測。パノラマカメラのキャリブレーションのための暗黒画像撮影。パノラマカメラによる大気の調査。「ベティ・ワーフェル」というターゲットのミニ熱放射分光計計測。

ソル1131日(2007年3月9日)
パノラマカメラによる空の画像撮影。ミニ熱放射分光計による空と地表の調査。「イーブリン・アダムズ」というターゲットのミニ熱放射分光計とパノラマカメラによる調査。「ジョアンヌ・ウィンター」というターゲットの13枚全てのフィルターによるパノラマカメラ画像撮影。「ベサニー・ゴールドスミス」「ベティ・ホワイティング」「メルバ・アルスポー」というターゲットのミニ熱放射分光計計測。パノラマカメラ画像撮影。翌日の午前中のパノラマカメラを使った塵旋風探索ムービー撮影のための準備。

ソル1130日(2007年3月8日)現在のトータル走行距離は7012.34メートルである。

エンケラドスの間欠泉

2007.3.20

Image Credit: NASA/JPL/Space Science Institute
カッシーニが土星に到達してから素晴らしい発見がたくさんあったが、そのなかでも最も興味深いのは、氷の月「エンケラドス」に間欠泉があってそれが水の氷を宇宙空間にまき散らしているということである。理論によると、エンケラドス表面近くに液体の水が出てくる穴(ポケット)があって、そこから水が噴き出してくるという。そしてこの表面下にある水の中では、生命が育まれているかもしれない。しかし、これらの間欠泉にエネルギーを与えている熱はどこから来るのだろうか。

新たに提出されたモデルによると、放射性元素の急速な崩壊のためにこの月が通常より熱い状態に保たれ、この熱はエンケラドス表面の割れ目を通って放出されている。エンケラドスは氷で覆われているために、熱が放出されるときに水の間欠泉になるということである。

この理論が言おうとしているのは、エンケラドスが、急速に崩壊するアルミニウムと鉄の同位元素を含んだ氷と岩石の球で始まり、同位元素の崩壊により数百万年で膨大な量の熱が作り出され、岩石コアと表面を覆う氷のシェルが形成され、次に数十億年という長い年月をかけてエンケラドスはゆっくりと冷えていったということである。

この理論は、エンケラドスの間欠泉の中に含まれている窒素、メタン、二酸化炭素、プロパン、アセチレンのようないくつかの元素の存在とも合致する。これらの元素は、暖かいコアと水が出逢うエンケラドス深層にあるアンモニアが分解されたものなのかもしれないのである。

画像:  2005年7月14日にカッシーニが撮影した画像から作られたエンケラドスのモザイク画像。

エンケラドスからの氷粒子の噴出(2)
エンケラドス周囲にチリ粒子を発見
エンケラドス南極から出る水蒸気

ソル1111日のビクトリア

2007.3.16

Credit: NASA/JPL, Mosaic: Mori Kanai

ソル1111日(2007年3月10日)に撮影したパノラマカメラ画像を2枚並べて作ったビクトリア縁の岬のモザイク画像。

上から見たリング

2007.3.13

Image Credit: NASA/JPL/Space Science Institute
土星のリングを60度上から撮影した画像。このような画像は地球からの観測では不可能で、リング全体像をこのような形で見ることができるのは探査機だけである。画像は暗いリングを撮影したため、中心の土星本体は露出過度になっており、土星はこの画像から消されている。右斜め下方向に伸びている暗黒部分はリングに落ちた土星の影である。この画像は45分間で撮影した27枚(赤色、緑色、青色3枚の9セット)の画像のカラーモザイクである。

画像には月も写っている。1時の位置にエピメテウス(直径116km)、5時の位置にパンドラ(直径84km)、そして10時の位置にヤヌス(直径181km)である。

細いFリング(他のリングから離れている最も外側にある細いリング)の中にある明るい物質のこぶは画像撮影の時間差の間に移動しているため、モザイク画像ではずれていてその動きが連続して写っている形になっている。

画像にはカメラの中で散乱した光のためにできた放射状の光(レンズフレア)も写り込んでいる。

この画像は2007年1月21日に土星リングから約160万kmの距離からカッシーニの広角カメラで撮影した自然色カラー画像である。画像解像度はピクセルあたり90kmである。

グッドホープ岬を調査

オポチュニティ ソル1097〜1103日ステータス

2007.3.12

Image Credit: NASA/JPL, Movie: Mori Kanai
ソル1100日(2007年2月26日)のオポチュニティの移動の様子を示したムービー。この日のオポチュニティは目視ターゲット追尾シーケンスによる移動を行った。

このムービーは21枚のナビゲーションカメラ画像でできている。オポチュニティは露出岩石に徐々に接近していく。

オポチュニティは元気で、現在は「グッドホープ岬」という岬の上を移動している。オポチュニティは「マドリード」と「アラバ」という、グッドホープ岬の西側にある露出層のミニ熱放射分光計計測とパノラマカメラ画像撮影を行い、さらに隣の岬の基部にある砂丘のミニ熱放射分光計計測と長基線ステレオ画像撮影も行った。

ソル1100日には目視ターゲット追尾技術の第2段階を実施した。

ソル1102日にはアーム作業中にアームの第1ジョイント(ショルダー・アジマス・ジョイント)に障害が起きた。この障害は過去に起きたものと似ていることがわかり、ソル1103日に診断テストが行われることになっている。もしこのテストが成功すれば、確認の顕微画像を撮影し、次にグッドホープ岬縁の方向に移動する。

オポチュニティはソル1097日から1102日までの間に約84メートルの移動をした。

毎日の観測は、1日の計画の最初と午後のマーズ・オデッセイ通過前のパノラマカメラによる大気チリの透明度計測、オデッセイ通過中のミニ熱放射分光計による空と地表の調査、翌日のマスターシーケンスを送信する直前の午前中のミニ熱放射分光計による空と地表の調査である。以下はこれ以外にオポチュニティが行った活動である。

ソル1097日(2007年2月23日)
パノラマカメラによる「マドリード」と「アルバ」(グッドホープ岬の西側の露出層)の撮影。隣の岬の基部にある砂丘のミニ熱放射分光計計測と、この砂丘の長基線ステレオ画像撮影、パノラマカメラによるグッドホープ岬の撮影。オデッセイ通過前タウ計測、オデッセイ通過中の「マドリード」と「コスラダ」のミニ熱放射分光計計測完了。オデッセイ通過後のアルゴン計測。

ソル1098日
午前中、パノラマカメラによる空の観測とミニ熱放射分光計による空と地表の調査。次にアームをたたんでグッドホープ岬の方向へ移動。走行後ナビゲーションカメラ画像撮影。走行後、進行方向のパノラマカメラ画像撮影とパノラマカメラによるタウ計測。

ソル1099日
朝の空のパノラマカメラ画像撮影。パノラマカメラとナビゲーションカメラとミニ熱放射分光計によるミニ・スカイ・アジマス計測と、空と地表の観測。次にパノラマカメラによる土壌サーベイ。次にパノラマカメラによる前の地表の調査。ミニ熱放射分光計による系統的な土壌観測。

ソル1100日
朝、ミニ熱放射分光計による簡単な空と地表の調査。次にアームをたたんで目視ターゲット追尾シーケンスでグッドホープ岬の方向に移動。次にアームを伸ばして走行後ナビゲーションカメラ画像撮影と進行方向のパノラマカメラ画像撮影。パノラマカメラによるタウ計測も実施。

ソル1101日
午前中、パノラマカメラによる空のサムネイル画像撮影とミニ熱放射分光計による空と地表の調査。次にアームをたたんで前方の前方危険防止カメラ画像撮影。次にアームを伸ばして13枚のフィルターによるパノラマカメラ画像撮影。ミニ熱放射分光計による7ヶ所の空と地表の調査。オデッセイ通過前にパノラマカメラによる空のサーベイ。

ソル1102日
パノラマカメラ13枚のフィルターによる低利得アンテナのチリのキャリブレーション画像撮影。次に「カボ・コリエンテス」のパノラマカメラ画像撮影。顕微画像撮影前にアームのジョイントの不具合が発生。パノラマカメラによるタウ計測。次にミニ熱放射分光計による空と地表の調査。

ソル1103日(2007年3月2日)
午前中、ミニ熱放射分光計による空と地表の調査。アームの診断テスト。テスト結果によっては、「ドーナツ」ターゲットの顕微ステレオ画像撮影がもう1度行われる。次の計画はアームをたたんで後退してからドーナツのパノラマカメラ画像撮影。次にグッドホープ岬縁の方向への移動が予定されている。

ソル1102日(2007年3月1日)現在のトータル走行距離は10キロ202メートルである。

ひょうに打たれた外部タンク

2007.3.9.

Image Credit: NASA
ビークル・アッセンブリー・ビルディングのハイベイ1の上部レベルで保護カバーをはずされているアトランティスの外部タンクのノーズコーン。スペースシャトル「アトランティス」は、2月26日に起きた激しい雷嵐のときのひょうでタンクに被害を受け、発射台39Aからビークル・アッセンブリー・ビルディングに戻された。どんなリペアが必要なのか、そのためにどれぐらいの時間がかかるか分かるには、タンク断熱材の損傷の詳細調査が必要である。

シャトル打ち上げは4月下旬以降に延期

大きな湖

2007.3.9

Image Credit: NASA/JPL

2007年2月22日のタイタン極付近フライバイ時にカッシーニのレーダー観測装置で撮影した画像。この画像には土星の月「タイタン」表面の大きな湖とその中に大きな島があるのが写っており、これは非常に大きな湖が最も緯度の高い地域にあるというさらなる証拠である。

この島は90kmx150kmほどの大きさで、アラスカ湾のコディアック島やハワイ諸島中最大のハワイ島と同じほどのサイズである。この島は実際は大きく広がる陸地と細く結ばれた半島なのかもしれない。画像を下方向に進むと非常に小さい湖がいくつか現れ始めるが、これらの湖は局地的地形のためにできたのかもしれない。

この画像は解像度700メートルの合成開口レーダーモードで撮影された。画像の中心は北緯約79度、西経310度、北は左方向である。

ソル1096日のビクトリア

2007.3.8

Credit: NASA/JPL, Mosaic/Color: Mori Kanai

ソル1096日(2007年2月25日)に撮影したパノラマカメラ画像を2枚並べて作ったビクトリア縁のカラー画像。画像の色はフォールスカラーで、使用フィルターは750ナノメートル(赤色)、530ナノメートル(緑色)、430ナノメートル(青色)である。オポチュニティは現在もビクトリア・クレーターの縁を時計回りの方向に進んでいる。(Mori Kanai)