2007.4.6
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| ソル1130日にナビゲーションカメラで撮影した画像。写っているのは「危険のない谷」の一部で、ここはオポチュニティがビクトリア・クレーター内部に入る入り口の候補で、パノラマカメラによる長基線ステレオ画像の撮影も行われて詳細に調査されている。 |
オポチュニティは元気で、「危険のない谷」の長基線ステレオ画像撮影をしている。
ソル1128日には不具合になった岩石剥離器の研削エンコーダーのテストに成功し、ソフトウェアーの付加により、不具合の原因になっていた「チェック」をスキップすることがでることが分かった。
今週のこれ以外の活動は、「危険のない谷」を見晴らせるポイントへの移動だった。オポチュニティはこの見晴らしポイントから、近隣の長基線ステレオ画像を撮影する。「危険のない谷」は「ビクトリア・クレーター」内部へ入る場所の候補になっている。
毎日の観測は、パノラマカメラによるタウの計測、ナビゲーションカメラによる断片的な雲のスキャン、ミニ熱放射分光計による空と地表の調査、パノラマカメラによる空の観測である。以下はこれ以外にオポチュニティが行った活動である。
ソル1126日(2007年3月25日)
ナビゲーション・カメラ長基線ステレオ画像撮影の後、「危険のない谷」方向に39メートル移動。走行後、ナビゲーションカメラとパノラマカメラによる撮影。大気アルゴンのアルファ粒子X線分光計計測。
ソル1127日
「危険のない谷」に接近した日。オポチュニティのアンテナがナビゲーション・ソフトウェアーの視界を遮ったために、走行は2.11メートルで中止され、位置チェックと走行後撮影が開始された。次にナビゲーションカメラのサポートと前方の地表の査定のために、ミニ熱放射分光計計測。
ソル1128日
岩石剥離器の診断テスト。テストは成功。13枚全てのフィルターによる「ヘローナ」のパノラマカメラ画像撮影。「ブルゴス」と「ヘローナ」のミニ熱放射分光計計測。13枚全てのフィルターによる「ブルゴス」のパノラマカメラ画像撮影。
ソル1129日
「危険のない谷」の長基線ステレオ画像の最初の撮影位置につくために約8.71メートル移動。次に走行後ナビゲーションカメラ撮影。
ソル1130日
13枚全てのフィルターによる「アルベセテ」のパノラマカメラ画像撮影。「トレド」のパノラマカメラ画像撮影。「カディス」のパノラマカメラ画像を数枚撮影。トレドとその周囲のミニ熱放射分光計計測。次に「危険のない谷」の長基線ステレオ画像の最初の撮影位置に約2.5メートル移動。ナビゲーションカメラ画像撮影。
ソル1129日(2007年3月28日)現在のトータル走行距離は10キロ349.70メートルである。
2007.4.6
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スピリットは元気で、「ミッチェルツリー・リッジ」の集中調査を終了し、現在は「ホームプレート」に沿って南へ向かい、「マデリン・イングリッシュ」とう名の露出層へ移動している。スピリットはマデリン・イングリッシュの調査後、北方向へ戻って「ホームプレート」へ向かうための「高速道路」に入るいくつかの可能な道の1つに移動する。ソル1151日の早朝は、冬の前(ソル846日)以来初になるマーズ・オデッセイとの夜間通信を行う。
毎日の通常活動は、パノラマカメラによる大気チリの調査、ミニ熱放射分光計による空と地表の調査、パノラマカメラによる空の画像撮影という大気観測である。以下はこれ以外に行った活動である。
ソル1145日(2007年3月24日)
「トーカス2」ターゲットのメスバウアー分光計計測。「スロクサス」「アーボク」「マラガー」「グロレストラ」「シル」「ポロドナ」のMini-TES観測を完了。「ミッチェルツリー・リッジ(ノース)」のパノラマカメラ画像撮影も開始。
ソル1146日
「ジョン・カーター」ターゲットの顕微ステレオ画像撮影。「フォランダス」「イス」「サバス」ターゲットのミニ熱放射分光計計測。ジョン・カーターのアルファ粒子X線分光計計測。ミッチェルツリー・リッジ(ノース)のパノラマカメラ画像撮影も継続。
ソル1147日
ナビゲーションカメラによる塵旋風撮影シーケンス。ミッチェルツリー・リッジの13枚全てのフィルターによるパノラマカメラ画像撮影を開始。「ダーシーン」「ファジェット」ターゲットのミニ熱放射分光計計測。パノラマカメラによる測光も何回か実施。
ソル1148日
アームをたたんでホームプレート方向へ移動し、ナビゲーションカメラとパノラマカメラによる走行後撮影。パノラマカメラによる空のサムネイル画像撮影。。ナビゲーションカメラによる塵旋風撮影シーケンスをもう1回。
ソル1149日
太陽が高い高度のときのサーベイ。空と地表の5地点のミニ熱放射分光計計測。ナビゲーションカメラによる塵旋風撮影シーケンス。
ソル1150日
近隣露出層のパノラマカメラ画像撮影。次に南南東方向のマデリン・イングリッシュへ8メートル移動。移動後、ナビゲーションカメラとパノラマカメラによる画像撮影。
ソル1151日
夜間のオデッセイ・リレー通信。パノラマカメラによる砕屑(せつ)岩サーベイ。次にチリの調査。
ソル1150日(2007年3月29日)現在のトータル走行距離は7066メートルである。
2007.4.3
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| セントヴィンセント岬の長基線ステレオ画像。画像はパノラマカメラで撮影したものを左右3枚ずつつないだもので、左右の目の画像の撮影間隔は約2.5メートルである。撮影は左目用画像がソル1123日(2007年3月23日)、右目用がソル1121日(2007年3月20日)である。人間の目の間隔よりも広い間隔で見ることで、遠方の地形の凹凸がより立体的に見えるようになる。この画像を立体的にご覧になるには赤色と青色のステレオメガネが必要である。セントヴィンセント岬の通常の画像は 「危険のない谷」の方向へ でソル1111日に撮影したものがご覧いただける。 |
オポチュニティは元気で、「セントヴィンセント岬」の集中撮影も進展している。
オポチュニティはソル1116日に、フライト・ソフトウェアーの、分かってはいたがまれに起こる競合状態のために不具合になった。この競合状態による不具合は、オポチュニティが1122ソル日で3回、スピリットが1143ソル日で3回経験している。ローバーが朝のブーティングを行っている間、2つのシーケンスが最初に完了するのを競っていたが、優先順位の低いタスクは優先順位の高いタスクのためにストップされ、前者が完了を試みていたときにオポチュニティのメモリーからロックされたのである。ソフトウェアーは予定通り動いていたわけで、このために赤旗を揚げて次のコマンドを待つ状態になったのである。
ソル1117日と1118日はこの不具合からの回復のために使われ、ソル1119日と1120日は地球の週末のため休息になった(プロジェクトでは週末のシーケンスにするリソースがもうなくなってしまっていた)。
ソル1121日は「セントヴィンセント岬」の長基線ステレオ画像の最初の部分の撮影のため「グッドホープ岬」の撮影位置まで移動した。ソル1123日にはセントヴィンセント岬ステレオ画像の後半の撮影のため2.5メートル移動することにしている。これ以降の日は、遠隔調査が行われた。
毎日の観測は、パノラマカメラによるタウの計測、ナビゲーションカメラによる断片的な雲のスキャン、ミニ熱放射分光計による空と地表の調査、パノラマカメラによる空の観測である。以下はこれ以外にオポチュニティが行った活動である。
ソル1118日(2007年3月17日)
競合状態による不具合から回復。
ソル1119日
オポチュニティは休息(パサデナの週末)。
ソル1120日
オポチュニティは休息(パサデナの週末)
ソル1121日
セントヴィンセント岬の長基線ステレオ画像の「最初の目」のための位置に9.97メートル移動して画像撮影を開始。
ソル1122日
大気と土壌特性の遠隔調査。
ソル1123日
セントヴィンセント岬の長基線ステレオ画像の「2つめの目」のための位置に約2.5メートル移動して画像撮影を開始。
ソル1124日
土壌と地表のパノラマカメラによる系統的なサーベイ。ミニ熱放射分光計計測サポートのためのナビゲーションカメラ画像撮影。パノラマカメラによる地平線の撮影。ミニ熱放射分光計による前方地表の査定。
ソル1125日
ミニ熱放射分光計による空と地表の調査。同じ機器によるチリの調査。
ソル1121日(2007年3月20日)現在のトータル走行距離は10キロ295メートルである。
2007.4.2
Image Credit: NASA/JPL, Color: Mori Kanai
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スピリットは元気で、1週間のほとんどを「トーカス」という「ミッチェルツリー・リッジ」の新しい岩石ターゲットの調査で過ごした。ミッチェルツリー・リッジがホームプレートとどのような関係になっているのか(例えば、ミッチェルツリー・リッジがホームプレートの延長線上にあるのか、それとも全く異なる岩石層なのかということや、この露出層の元素や形態がホームプレートと似ているのか)ということが現在問題になっている。
「トーカス」というのは、エドガー・ライス・バローズのSF冒険小説に出てくる、乾いてコケで覆われた海底の名前にちなんでいる。
毎日の観測は、パノラマカメラによる大気チリの計測、ミニ熱放射分光計による空と地表の調査である。以下はスピリットのこれ以外の活動である。
ソル1141日(2007年3月20日)
トーカスのパノラマカメラ画像撮影。この露出層へ接近してナビゲーションカメラで走行後撮影。パノラマカメラによる空の画像撮影。塵旋風の探索。
ソル1142日
代替科学調査活動の日。スピリットに対する新たな指示のアップリンクが一部分しかできず、そのためにあらかじめロードされている活動を行った。アップリンクが不成功に終わったのは、スピリットが最もロックしやすい波長が受信範囲外になったためである。代替科学調査活動では、大気中のチリの調査、東西方向の光の計測、キャリブレーション・ターゲットの撮影、空のサムネイル画像の撮影が行われた。
ソル1143日
ナビゲーションカメラによる周囲360度のパノラマ画像撮影。ブラッシング前のトーカスのステレオ顕微画像撮影。ブラッシング後のトーカスのステレオ顕微画像撮影。この岩石にアルファ粒子X線分光計を配置して計測。
ソル1144日(2007年3月23日)
計画の最初はミッチェルツリー・リッジのパノラマカメラ画像撮影。これ以外は、トーカスのメスバウアー計測、「ザノー」「バンス」「オカール」「ドール」という露出層のミニ熱放射分光計計測、パノラマカメラによる光度計測である。
ソル1142日(2007年3月21日)現在のトータル走行距離は7046メートルである。
2007.4.1
スピリットは元気だが、マーズ・レコネッサンス・オービター(MRO)がセーフモードに入ってしまい、地球へのデータ送信は丸1火星日できなかった。2機のローバーとMROは地球との通信に同じXバンド波長を使っており、通信には順番があるのである。結局スピリットは、MROの火星軌道が地球と反対側になったときにデータを地球に送信することができた。
スピリットは、ソル1132日と1136日(2007年3月10日と14日)に「ミッチェルツリー・リッジクレスト」岩石ターゲットの方向へ合計21.26メートル移動した。
ソル1132日(2007年3月10日)
土壌ターゲットにメスバウアー分光計を接触。顕微画像撮影。ミニ熱放射分光計による空と地表の調査。ミニ熱放射分光計による気孔のある玄武岩「フェイ・ダンサー」の調査。10.2メートル移動。危険防止カメラとパノラマカメラで撮影。ナビゲーションカメラによる360度モザイク画像撮影。
ソル1133日
パノラマカメラによる空のサーベイで1日を開始。次にナビゲーションカメラを周囲領域に向けて塵旋風探索ムービーを撮影。ミニ熱放射分光計による空と地表の調査。マストのチリの調査。
ソル1134日
午前中、塵旋風の探索。1日の多くの時間をかけて遠隔ターゲット調査。「ピッチャー・マウンド」という名の「こぶ」の13枚全てのフィルターによるパノラマカメラ・フルカラー画像撮影。「バックネット」という名の露出層のパノラマカメラ画像撮影。パノラマカメラによる岩石砕屑物のサーベイ。「シャーリー・ジェームソン」「コニー・ウィズニュースキー」「マーガレット・ステファニー」「チャナス」という名のターゲットのミニ熱放射分光計計測。パノラマカメラによる大気チリの計測。。ミニ熱放射分光計による空と地表の調査。「プーンダール」と「パナー」という名のターゲットのミニ熱放射分光計計測も実施。
ソル1135日
ナビゲーションカメラによる散乱光調査と塵旋風探索で1日を開始。「プタース」と「サーク」というターゲット、それに「トーカス」という名の大きな平板岩石のミニ熱放射分光計計測。ミニ熱放射分光計による空と地表の調査。
ソル1136日
最初のタスクはキャリブレーション・ターゲットと、「トゥーナル」というターゲットのミニ熱放射分光計計測。次に「ホームプレート」に関連した露出層「アウトライアー2」の方向に11.06メートル移動し、危険防止カメラとナビゲーションカメラで走行後撮影。ミニ熱放射分光計による空と地表の調査。
ソル1137日
午前中、パノラマカメラによる空のサムネイル画像撮影。ナビゲーションカメラによる塵旋風探索ムービー撮影。マーズ・レコネッサンス・オービターのセーフモードで地球との通信が確立できないために翌日の計画が受信できず、321ソル日ぶりに「代替科学調査活動」を実施。代替科学調査活動はあらかじめロードされており、パノラマカメラによる大気チリの計測、東と西方向の光の計測、キャリブレーション・ターゲットの撮影、パノラマカメラによる空のサムネイル画像撮影を行った。
ソル1138日(2007年3月9日)
「オンプト」「シャドー」というターゲットの13枚全てのフィルターによるパノラマカメラ画像撮影。「オンプト」「シャドー」それに「ゾール」「ゾダンガ」という名のターゲットもミニ熱放射分光計で計測。パノラマカメラによる大気チリの計測。アルファ粒子X線分光計によるアルゴンの調査。
ソル1139日
ゾダンガとゾールの13枚全てのフィルターによるパノラマカメラ画像撮影。ナビゲーションカメラによる雲の探索。科学調査対象になりえるターゲットの危険防止カメラ画像撮影。周囲360度のナビゲーションカメラ画像撮影。パノラマカメラによる大気チリの調査。
ソル1140日(2007年3月19日)
パノラマカメラによる空の画像撮影。ナビゲーションカメラによる塵旋風探索ムービー撮影。ミニ熱放射分光計による大気中のチリの計測、空と地表のスキャン。ナビゲーションカメラによる雲の探索。
ソル1136日(2007年3月14日)現在のトータル走行距離は7033.61メートルである。